ステップ2:保存先の選択

 

バックアップ イメージ ファイルの保存先、およびバックアップ タスク名とイメージ ファイル名を指定してください。

簡単な説明を[コメント]から追加できます。

 

保存先の指定とオプションの設定

   

保存先の設定

 

·        タスク名:バックアップ タスク名です。

·        保存先:イメージ ファイルの保存先パスを入力して指定、または からブラウズして指定してください。[サブ フォルダーを作成する]を有効にすると「<ハイパーバイザー名>_<仮想マシン名>_<タスク名>」のサブフォルダーが作成され、そこにイメージ ファイルが保存されます。

※USB デバイスを保存先に指定する場合、こちらの挙動となります。

·        ファイル名:作成するイメージ ファイル名です。デフォルトでは現在日時が使用されていますので、必要に応じて編集してください。[マルチ仮想マシン イメージ ファイルを作成する]を有効にすると、同一ハイパーバイザー上の仮想マシンのバックアップを一つにまとめたイメージ ファイルを作成できます。このオプションと重複排除圧縮を併用すると、イメージ ファイルを最小化することができます(バックアップの処理時間は長くなります)。

·        コメント:簡単な説明をイメージ ファイルに追加します。

·        保存先隔離オプション:タスク終了後に選択した方法で保存先を隔離します。タスク終了後は、隔離した保存先にアクセスできなくなりますのでご注意ください。
※ポスト バックアップ プロセスとの併用はできません。

     

バックアップ オプション

 

イメージの[ファイルの圧縮][パスワード保護]、および[暗号化]が設定できます。タスク終了後の追加処理を有効にすると指定した処理をバックアップ終了後に実行できます。

 

バックアップ オプションと高度な設定

 

·        圧縮:圧縮を有効にすることでバックアップ イメージ ファイル サイズを縮小させることができ、保存先のストレージ スペースを節約できます。有効にすると圧縮タイプを指定することができます。

o       重複排除圧縮:重複排除レベルを選択してください。

[レベル1] - 最高レベルで重複排除を行います。処理にかかる時間は長くなりますが、イメージ ファイルを最も圧縮することができます。

[レベル2] - 処理時間、圧縮率ともにバランスのとれた設定です。デフォルトでは推奨値としてこのレベルが設定されています。

[レベル3] - イメージ ファイルの圧縮率は小さくなりますが、処理に必要な時間は最も短くなります。

現在のレベルをクリックすると以下のコントロールを使用してレベルを指定してください。

 

o       一時ファイル フォルダー:重複排除圧縮を実行する際に一時ファイルを作成する一時ファイル フォルダーを変更できます。

※作成されるファイル サイズはバックアップ対象の使用サイズの1%程度となります。

※データ読み書き速度の速い SSD 上のフォルダーを指定することを推奨します。

 

o       通常圧縮:バックアップ イメージを標準の形式で圧縮します。圧縮率は以下の中から選択できます。

[高速] - バックアップに要する時間とディスク使用量のバランスがとれています。

[高圧縮] - システム リソースを最大限活用し圧縮を行います。[高速]よりファイル サイズは小さくなりますが、実行速度は遅くなります。

 

·        パスワード保護:イメージ ファイルにパスワードを設定できます。イメージ ファイルを操作する際はパスワードが要求されます。

 

·        暗号化:パスワードを設定することで、イメージ ファイルの暗号化を行うことができます。

暗号化アルゴリズムは以下から選択することができます。

[RC5] - 可変ブロック サイズとキー、ラウンド関数を使用する初期の標準的な暗号化方式です。他の方式に比べて暗号化処理にかかる時間が短いの特徴です。

[AES 128 ビット][AES 256 ビット] - 固定ブロックサイズとキー(128ビット、または256ビット)を使用するRC5 よりも強度の高い暗号化方式です。

 

高度な設定

 

[高度な設定]をクリックすると詳細なバックアップ オプションを設定することができます。

 

[高度な設定]ではバックアップに関するカスタム設定(バックアップ処理の効率化やタスク終了後のMD5 ハッシュ ファイルの作成、ネットワーク スロットリングなど)が可能です。

一般設定

[イメージを XX MB 毎に分割する] - 任意のサイズ(MB単位)で分割したイメージ ファイルを作成します。

[不良セクターを無視する] - バックアップ元のディスク上の不良セクターの存在をエラーとせずに、バックアップ タスクを継続します。

[MD5 ファイルを作成する] - 作成したイメージファイルの MD5 ハッシュをファイルに出力します。

[ネットワーク スロットルを使用する] - ネットワーク共有フォルダーにイメージ ファイルを保存する時に利用するネットワーク帯域を、キロバイト単位で制限します。

[ネットワークへの書き込み時にキャッシュを使用する] - イメージ ファイルの保存先がネットワーク上である場合、キャッシュを使用して書き込み速度を向上させます。

[バックアップ タイムアウト] - 指定した時間を経過してもバックアップが終了しない場合、タスクがキャンセルされます。

 

仮想マシンに対してスクリプト処理を設定できます。

[仮想マシン] - スクリプトを実行する仮想マシンを選択します。

[IP アドレス] - 選択した仮想マシンの IP アドレスを入力します。

[ユーザー名]/[パスワード]/[ドメイン] - 仮想マシンにログインするためのアカウントを入力します。

[バックアップ時にあらかじめ Linux システムの仮想化処理を行う] - サポートしている以下のディストリビューションの Linux 仮想マシンであらかじめ仮想化処理を行います。

·        CentOS 5.x 以降

·        RHEL 5.x 以降

·        Oracle Linux 5.x 以降

·        SLES 11 SP3 以降

·        OpenSuse 12.1 以降

※仮想化処理を行うには、対象の Linux OS で SSH を有効、ファイアウォールでポート22を開ける必要があります。仮想化処理では、ESXi から Hyper-V、Hyper-V から ESXi の異なる仮想プラットフォーム上に仮想マシンを HyperRestore、HyperStandby して起動できるようになります。

[バックアップ前に実行するスクリプト] - ハイパーバイザーのスナップショットを作成する前に実行するスクリプトを指定します。タイムアウトの時間を設定できます。

[バックアップ後に実行するスクリプト] - ハイパーバイザーのスナップショットを保存した後に実行するスクリプトを指定します。タイムアウトの時間を設定できます。

 

ファイル パスを直接入力して指定するか、参照 ボタン   からファイルを指定してください(ユーザー入力を求めるなどの対話操作に依存するスクリプトは指定しないでください)。

例:バックアップ前にデータベースを一時停止するスクリプトを実行

対象の仮想マシンが Windows システムの場合

ファイアウォール設定で[ファイルとプリンターの共有]が許可されていることが必要です。グループ ポリシーでファイアウォール設定が定義されている場合は[ネットワーク]-[ネットワーク接続]-[Windows ファイアウォール]で、[着信ファイルとプリンターの共有の例外を許可]が有効になっていることが必要です。

対象の仮想マシンが Linux システムの場合

指定したユーザーで SSH 接続が可能である必要があります。

 

 

設定を終了する場合は[設定終了]をクリックしてください。

スケジュールを作成するために[次へ]をクリックしてください。

 

 

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