必ずお読みください
2020年 4月 22日 改定
このドキュメントには本製品に関する制限/注意事項が記載されています。
ご利用になる前に必ずお読みください。
システム要件 をご確認ください。
注意事項
-
Windows 7 以降のバックアップ イメージでは、システム予約領域などのアクティブなパーティションが含まれている必要があります。
- ハイパーバイザーでイメージを仮想マシンとして起動したまま以下の操作を行わないでください。
- 製品のアンインストール
- 製品がインストールされているコンピューターのシャットダウン、再起動、スリープ
これらの操作を行うとハイパーバイザーが動作しているホストにイメージが iSCSI ディスクとしてマウントされたままの状態になったり、仮想マシンが削除されずに残ったりします。
このような状態になった場合は、手動で iSCSI イニシエーターからディスクの接続を解除し、仮想マシンをハイパーバイザーから削除してください。 -
バックアップ オプション[ディスクごとにイメージ ファイルを分割する]を有効にして作成したイメージ ファイルを使用する場合、選択した復元ポイントのイメージ ファイル種別と番号に対応するイメージに含まれるディスクのみを起動する仮想マシンに含めることができます。
イメージ ファイルの結合、および書き込みマウントによる差分作成を行っている場合はご注意ください。 -
ハイパーバイザーが動作するコンピューターで利用可能な値を超えてメモリ量を設定すると、仮想マシンの起動に失敗する場合があります。その場合は利用可能なメモリ量を設定し直してから仮想マシンの起動を再試行してください。
-
VMware Workstation Pro/Player で [VM の起動時に接続コンソールを自動的に開く] を無効にした状態でイメージを起動した後にユーザー操作で接続コンソールを表示すると、起動したシステムに接続された状態でコンソールが表示されない場合があります。その場合は起動設定を編集してこのオプションを有効にしてください。
-
ハイパーバイザーが動作するコンピューターに光学ドライブが存在しない場合、VMware Workstation Pro/Player でイメージ起動を行うと以下のメッセージが表示されます。
対応するデバイスがホストに存在しないため、仮想デバイスide1:0に接続できません。仮想マシンをパワーオンするたびに、この仮想デバイスに接続を試みますか。
[はい]、または[いいえ]を選択して処理を継続してください。
※このメッセージはイメージ起動を開始するたびに表示されます。 -
複数ディスクに接続した状態でイメージ起動を設定すると、仮想マシン起動時に接続されているディスクは全てオンラインとなるように設定変更されます。
※設定変更が正しくされずオフラインのままになっているディスクがある場合は、必要に応じてオンラインに変更してください。 -
Linux システムのイメージを使用する場合は、あらかじめ仮想化オプションを有効にしてバックアップをされることを推奨します。
-
リモートのハイパーバイザーを追加する場合は administrator(ドメイン、またはビルトイン)、Domain admin グループのユーザー、root、またはそれに準じる権限を持つユーザー アカウントを使用してください。
-
HyperBack で作成したダイナミック ディスクのミラー構成システムのイメージを使用する場合は、プライマリ側のボリュームを含むディスクのみを接続して起動することを推奨します。セカンダリ側のディスクを含んで起動した場合、仮想マシンが起動した後にミラー ボリュームの再同期が始まると変更を保存している差分ファイルが肥大化します。
-
使用するハイパーバイザーにより仮想マシンの起動条件が異なります。詳細はハイパーバイザーの開発元にお問い合わせください。 例:Hyper-V では uEFI ブート構成の Server 2008 R2/Windows 7 x64 をサポートしないためそれらのイメージからは起動できません。
-
Hyper-V を使用して起動を試行すると、作成された仮想マシンの[ファームウェア]設定 - [ブート順]で[ネットワーク アダプター]が最上位になってしまい起動に時間がかかる場合があります。その場合は Hyper-V マネージャーから[ハード ドライブ]を最上位に設定してから、Ctrl+Alt+Del を送信して仮想マシンを再起動してください。
-
Linux 版 ActiveImage Protector のバックアップ スケジュールが存在するイメージを起動した場合、スケジュールのトリガーを満たすとタスクが動作します。保存先にアクセスできる状態で起動する場合はご注意ください。
- リモート コンピューターの Hyper-V で「エラー コード-944:iSCSI ターゲットのマウントでエラーになりました。」で起動に失敗する場合は、以下をお試しください。
- Hyper-V が稼働するコンピューターで Microsoft iSCSI Initiator Service の起動設定を[自動起動]に設定してからコンピューターを再起動した後、HyperBoot での起動を試行する。
- Hyper-V が稼働するコンピューターに Windows Update を適用して最新の状態にした後、HyperBoot での起動を試行する。
- 差分イメージから起動する場合、[HyperBoot の復元ポイントから起動しない]を有効にしても次回起動時は前回起動時の変更が反映された状態で起動します。
機能制限
-
起動後にハイパーバイザーで変更した仮想マシンの設定は保持されません。
-
起動した仮想マシンを保存状態(サスペンド)にすることはサポートしません。
-
複数の VG を含む Linux LVM システムのイメージ起動はサポートしません。
-
VMware Workstation Player では [VM の起動時に接続コンソールを自動的に開く] を無効にできません。
-
VMware Workstation Pro/Player、Oracle VirtualBox ではネットワーク アダプターに接続しない状態で起動させることはできません。
-
Windows Server 2012 R2 へ本製品をインストールし、リモート コンピューターの Hyper-V でイメージを仮想マシンとして起動させた場合は接続コンソールが表示されません。仮想マシンは起動させた Hyper-V で直接操作してください。
その他
-
アンインストール後、iSCSI Server が削除されずに残る場合があります。お使いのシステムにこのプログラムを使用する NetJapan 製品が無い場合は手動でアンインストールしてください。
-
ImageBoot が構成されている環境にインストールすると ImageBoot は自動的に削除されます。ImageBoot での設定は引き継がれませんのでご注意ください。
-
アップグレードには時間がかかる場合があります。
-
アップグレードは仮想マシンをシャットダウンした状態で実行してください。仮想マシンを起動したままアップグレードを行うと、アップグレード後にその仮想マシンのシステムが使用できない状態になったり、ハイパーバイザーで仮想マシンが不正な状態で起動したままとなる場合があります。そのような場合は、仮想マシンを[電源を切る]で終了させてから再度起動を試行してください(それまでの変更は全て失われます)。
同様に、同じコンピューター上に弊社製品がインストールされている場合は、以下の機能が動作していないことを確認してからアップグレードを実行してください。これらの機能が正しく動作しなくなる場合があります。- ActiveImage Protector:BootCheck、HyperRestore、HyperStandby、HyperAgent のファイル復元、iSCSI ターゲット サーバー
- ImageCenter:BootCheck