Readme
2021年 11月 12日 改訂
このドキュメントには、本製品に関する以下の事項が記載されています。本製品をご利用になる前に必ずお読みください。
目次
システム要件
アップグレード/アップデート時の注意事項
ドキュメント
制限事項および注意事項
CPU
Pentium 4、または同等以上の CPU
メモリ
1024MB 必須(2048MB 以上を推奨)
ハードディスク
800MB以上の空き領域
スナップショットと増分バックアップ時のトラッキング用に各ボリューム 10% の空き容量
※重複排除圧縮を利用する場合は作業領域としてバックアップ対象の総使用量の 1% 以上の空き容量、かつバックアップ対象に含まれないボリューム
DVD-ROMドライブ
製品インストール(製品起動) と Boot Environment(起動環境) の起動に必要
ディストリビューション
- x86_64 アーキテクチャ以外のシステムはサポートされません。
- セキュアブートには対応していません。
- ActiveImage Protector のインストーラーを起動するためには下記のパッケージがインストールされている必要があります。
glibc.x86_64, libgcc.x86_64, libstdc++.x86_64, libuuid.x86_64, make.x86_64, nss-softokn-freebl.x86_64, zlib.x86_64, kernel-devel
※詳細は、ドキュメントの パッケージのインストール を参照してください。
- サービスのみをインストールするためには下記のパッケージがインストールされている必要があります。
fuse.x86_64, gcc.x86_64, samba-client.x86_64, unzip.x86_64, vim-common.x86_64, zip.x86_64, libsmbclient.x86_64, elfutils-libelf-devel.x86_64, libnsl.x86_64, perl.x86_64
※詳細は、ドキュメントの パッケージのインストール を参照してください。
ファイル システム
XFS、Linux Ext2、Linux Ext3、Linux Ext4、Linux Swap、Linux LVM(ボリューム グループおよび論理ボリューム)、Linux RAID
※Linux RAID は dmraid による RAID については対応していません。
※Linux RAID の mdraid によるベアメタル復元は対応していません。
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2018 Linux Edition Update 以前からのアップグレード/アップデート時の注意事項
- レプリケーションを設定したスケジュールを引き継いでアップデートした場合、そのタスクを実行してもレプリケーションはされませんので再作成をしてください。
2016 Linux Edition からのアップグレード/アップデート時の注意事項
- 2016 がインストールされている環境で 2018 のインストールを行うと、自動で 2016 のアンインストールが行われ、2018 がインストールされます。"Do you want to keep current configuration?" 画面で "Yes" を選択した場合、現在のプロファイルやスケジュール、他の設定が引き継がれます。フォルダーパスの参照履歴については引き継がれません。"No" を選択した場合、これらの情報はシステム上から削除され引き継がれません。
- 2016 をアンインストールしてから本バージョンをインストールする場合は、2016 のインストーラーではなく、2018 のインストーラーを使用してください。
- 2016 から 2018 へ移行した場合でも再起動は不要です。
- 2016 で設定したスナップショット作業領域や持続的な変更トラッキングは引き継がれません。持続的な変更トラッキングに用いたデバイスは今後必要ありません。
- 2016 で実行したタスクの詳細ログは、2018 のコンソールからは確認できません。
- 2016 のコンソールで記録されたネットワーク共有フォルダーの認証情報は、2018 へアップグレードした後に引き継がれません。該当する共有フォルダーへバージョン 2018 のコンソールから接続する場合は再度認証情報が要求されます。
※バックアップ スケジュールを引き継いだ場合、認証情報はスケジュールの設定情報に含まれるので、コンソールで認証情報を更新しなくても動作には影響しません。
- 2016 のオフライン用プロダクトキーを用いたアップグレードはできません。
v4.5 Linux Edition からのアップグレード/アップデート時の注意事項
- v4.5 から 2018 へのアップグレードインストール は行えません。一度アンインストールを行ってから、新規にインストールしてください。
- v4.5 をアンインストールする場合は、v4.5 のインストーラーを使用してください。2018 のインストーラーでは v4.5 のアンインストールはできません。
- v4.5 の設定やプロファイルなどは引き継げません。v4.5 のアンインストール時に Keep current configuration をオフにしてアンインストールしてください。
アクティベーション情報
- 2016 でアクティベーション済みの場合は、再アクティベーションの処理は必要ありません。
※オフライン アクティベーションを除く。
- v4.5 でアクティベーション済みの場合は、再アクティベーションの処理が必要になります。
バックアップ イメージの互換性
- 2018Update 以降に作成したバックアップ イメージは、イメージ ファイル バージョンが異なるため 2018SP2 以前で扱うことはできません。
- 2018 では v4.0 以降に作成されたイメージをサポートします。
日本語のドキュメントは、製品メディアの [Documents] - [ja_JP] フォルダーに収録されています。
ドキュメント
- Index.html:本ドキュメントやリリース ノート、テクニカル サポートの案内などをご覧いただけます。
基本事項
バックアップ
重複排除圧縮を使用してバックアップを実行する際の注意点
ポスト バックアップ プロセス
復元
イメージ操作
リモート接続
Boot Environment
その他
- CD-R/DVD-R などの光学メディアやテープ デバイスに直接バックアップイメージを保存することはできません。
- CD-R/DVD-R などの光学メディアに書き込んだイメージからのイメージのマウント、イメージの結合、およびイメージのアーカイブ作成はできません。
- システムの再起動によりトラッキング情報がクリアされます。そのため、システム再起動後の初回増分スケジュール実行では、フルバックアップ イメージ ファイルが作成され、その後増分バックアップが実行されます。
- バックアップ元と異なるセクタ サイズのディスクに復元することはできません。
- システムに接続されているストレージが多い場合、コンソールの起動に時間がかかります。
- コンソールを日本語表示する場合のデフォルト フォントは「IPA P ゴシック」です。システムにあらかじめ構成されていない場合は、構成してからご使用されることを推奨します。
- AIPサービスはポート 48236、48238、48239、55238、55239 を使用して動作します。他のプログラムで使用する可能性がある場合は、あらかじめシステム上で除外設定してください。
- デバイスパスの最大数は Red Hat Enterprise Linux に準じます。
https://access.redhat.com/ja/articles/1271503
- ボリュームの上限は、ディスク一台につき 24 ボリュームです。
※ただし、ディスク数が多い場合 GUI の操作を行う際に応答が非常に長くなります。
- イメージ
ファイルのバージョンが未対応の場合、コンソールに表示されないなど問題が発生しますので使用しないでください。
- Hyper-V の第 2 世代の仮想マシンで起動する場合は、仮想マシンのファームウェア設定で「セキュア ブートを有効にする」を無効にする必要があります。
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- スナップショットドライバーの仕様により、バックアップ対象の最大ボリューム数は 24 となります。
- 指定された実行時刻の 5 分以内に作成されたスケジュールの初回のタスクは実行されません。
- バックアップ中にマシンが再起動した場合、実行中のバックアップは自動的に再開されません。この場合は、再度バックアップを実行する必要があります。
- USB 外付け HDD などのリムーバブル ディスクを保存先にしたバックアップでは、タスクを中断中にリムーバブル ディスクを取り外さないでください。再接続後、タスクを再開してもタスクは失敗します。
- バックアップ イメージ ファイルの保存先はバックアップ元以外の HDD、またはネットワーク共有フォルダーを指定してください。
- 読み取り専用ボリュームはバックアップを行うことができません。
- 故意にアンマウントしているボリュームをバックアップ対象にするとバックアップ時に所定のディレクトリにマウントします。不都合がある場合はバックアップ対象から除外してください。
- FAT32 のファイルシステムをバックアップ先とした場合、単一ファイルを 4GB に分割してイメージファイルを作成しますが、ネットワーク先の FAT32 ファイルシステムは正しく認識できず、正常にバックアップイメージを作成することができません。その場合、バックアップタスクの [2 保存先の指定] > [高度な設定] の画面で、「イメージを MB で分割する」のサイズを 4000 以下で設定してください。
- 専用の RDX 向けライセンスを使用している場合のみ、RDX の取り出しオプションが表示されます。
※このオプションが機能するのはタンベルク製の RDX のみです
※本機能を使用する場合、週単位のスケジュールのみ設定可能です(スケジュールのトリガー追加はできません)
- RAW パーティションのバックアップはできません。
- Red Hat Enterprise Linux 7.4 および CentOS 7.4 以下を使用している場合、samba-client バージョンが古いため SMB1.0 が無効になった Windows2019/Windows10 の共有フォルダに対しての認証に失敗します。samba-client を 4.7.x 以降にアップグレードすることで回避できます。
- Red Hat Enterprise Linux 8.x および CentOS 8.x 以降もしくは同等のクローン OS を使用している場合、samba-client の仕様で SMB1.0 が有効な共有フォルダ(Windows2003)に対しての認証に失敗します。
- 重複排除圧縮を使用したバックアップでは、規定で "/tmp" を一時作業フォルダーとして使用します。重複データが "/tmp" の容量以上となる場合は、バックアップ
ウィザードのステップ 2 [保存先の指定] で、重複排除圧縮の一時作業フォルダーを変更することができます。
- 重複排除オプションの「[通常圧縮]の設定でバックアップを継続する」は動作しません。
- 重複排除の一時作業フォルダーはバックアップ対象に含まないローカル ボリュームを指定してください。マウントされた cifs の共有フォルダーは利用できません。
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- バックアップの保存先にネットワーク共有フォルダーを指定した場合、ポスト バックアップ プロセスは動作しません。cifs などでローカル マウントした保存先を指定してください。
- ポスト バックアップ プロセスは 1 つずつシーケンシャルに実行されます。
例えば、転送速度が遅いターゲットへのレプリケーションが含まれている場合、その後に実行が予定されているシーケンシャルに実行されるタスクは実行中のレプリケーション処理が終了されるまで実行されません。その場合はレプリケーションの実行タイミングを検討するなどしてください。
- 1 つのバックアップ タスクに複数のポスト バックアップ タスクを同時に実行するよう設定した場合、以下の順番で実行されます。
- 即時 / 新しいイメージが xx 個作成されるたびに実行する:1 イメージ検証、2 レプリケーション、3 結合
- 時間指定:ランダム
※各タスクを任意の順番で行う場合は、実行時刻を明示的にずらして設定してください
- 保存先隔離オプションとの併用はできません。
-
イメージ ファイルの保存先、またはレプリケーション先のパスは半角英数字を指定する必要があります。
-
ローカルフォルダー、およびネットワーク共有フォルダー以外のターゲットへレプリケーションした場合、タスク ログには詳細な処理サイズが記録されません。
-
レプリケーション タスクをキャンセルする場合、SFTP、FTP、WebDAV は実行中のファイルのレプリケーションが終了してからタスクがキャンセルされます。
-
レプリケーション先が WebDAV の場合、以下の制限があります。
-
タスクの進捗は対象ファイルのレプリケーション終了まで開始時点のパーセンテージから進みません。
-
タスクの一時停止/再開は機能しません。
-
ネットワーク帯域制限は機能しません。
-
Amazon S3 へのレプリケーション設定時にバケットは新規作成できません。
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- Windows エディションの HyperAgent 機能で作成されたイメージはサポートしません。
- LV が 2 つ以上存在する VG の最後尾以外の LV に上書き復元する場合、復元処理後は復元した LV がディスクマップの最後尾に表示されます。
- 拡張パーティションに含まれる論理ボリュームを復元する場合はディスク単位の復元しかできません。
- 仮想環境の再作成やマザーボードの交換を行った場合はブートエントリをあらかじめ設定いただく必要があります。
- (8889) 復元操作でイメージの保存先を参照する際には、マウント(ネットワーク) もしくはターミナルからの mountコマンド(cifs) を用いてください。
- ホット リストアはアンマウント後にコマンドで行う必要があります。
- RAW パーティションの復元は未サポートです。
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- Windows エディションの HyperAgent 機能で作成されたイメージはサポートしません。
- 同一世代におけるイメージの関連性が途切れているイメージについてはイメージ関連の操作はできません。
- バックアップの保存先がネットワークの場合、事前に該当フォルダーを cifs などでローカル マウントしてください。
- (6830) フルイメージの名称を手動で変更する場合、関連した増分イメージが正しく認識できなくなる場合があります。
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- 2022 のエージェントへのリモート接続は未サポートです。
- 2018Update5 以降のエージェントにのみ接続可能です。2018Update 以前のエージェントへのリモート接続は未サポートです。
- Windows エディションへのリモート接続は未サポートです。
- コンソールからリモート ホストに接続するためには、以下の設定をあらかじめ行っておく必要があります。
リモート ホスト(被管理側)
インストール時に "Set firewall exception" にチェックを入れることで、自動的に下記ポートが開放されます。
- TCP ポート 48236(リモート接続)
- UDP ポート 48238(Agent ローカル ブラウズ)
- UDP ポート 48239(Agent ネットワーク内 ブラウズ)
- UDP ポート 55238(Actiphy Authentication Service)
- UDP ポート 55239(Actiphy Authentication Service)
※セキュリティを考慮される場合、48236, 55238, 55239 ポートを開放してご利用ください。ただし、下記の制約があります。
AIPサービスがインストールされたホスト名一覧が表示されない (48238, 48239 が閉じているため)
コンソール(管理側)
インストール時に "Set firewall exception" にチェックを入れることで、自動的に下記ポートが開放されます。
- TCP ポート 48236(リモート接続)
- UDP ポート 48239(Agent ネットワーク内 ブラウズ)
Windows 管理コンソールのインストール時は、インストーラーで必要な設定を行います。
- 異なるセグメント間でのリモート接続で、接続先のホストがホスト リストに存在しない場合は接続先ホスト IP の直接入力で接続可能です。
- (7988) Windows 管理コンソール をアンインストールした場合に、リモートの接続履歴やコンソールの設定などの情報は引き継がれません。
- Boot Environment が起動しているホストを管理ホスト リストに追加する場合は、ユーザー名「root」、パスワード無しで入力してください。
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- 暗号化されたシステムの VolGroup は正しく認識できません
- 「マウント(ネットワーク)」のコンピューター探索の品質を向上させましたが、ネットワークの遅延などが発生している環境では、コンピュータ一覧が表示されない場合があります。
その場合は[IP アドレスを指定して追加]により、コンピュータを追加して操作してください。復元時のファイル選択やイメージ エクスプローラーでは、ファイルやフォルダーの更新日時は UTC で表示されます。
- (8889) 復元操作でイメージの保存先を参照する際には、マウント(ネットワーク) もしくはターミナルからの mount コマンド(cifs) を用いてください。
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- Red Hat Enterprise Linux および CentOS 7.x の環境ではバックアップのコメント等、GUIで日本語入力することはできません。
- 大量のタスク ログが蓄積されている場合、コンソールの起動に時間がかかる場合があります。
- (6583) XEN 環境上の仮想クライアントから、GUIを起動できません。
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