vStandby AIP Readme
2020年 9月 17日
このドキュメントには、vStandby AIP に関する以下の事項が記載されています。本製品をご利用になる前に必ずお読みください。
目次
システム要件
ドキュメント
制限事項および注意事項
CPU
Pentium 4 または同等以上の CPU
メイン メモリ
1024MB 必須(2048MB 以上を推奨)
ハードディスク
300MB 以上の空き領域が必要
インストール要件
ターゲットの仮想プラットフォーム要件
- VMware vSphere 5.5、6.0、6.5、6.7、7.0
無償の VMware vSphere Hypervisor 5.5、6.0 (ESXi) では VMDK ファイルの作成、更新のみを実行できます。
- Windows Server 2008 以降の Hyper-V
無償のWindows Hyper-V Server 2008 以降を含む
※ クライアント Hyper-V はサポートしません。
イメージフォーマット要件
ActiveImage Protector 3.5 SP7 以降で作成されたイメージファイル
- ActiveImage Protector 3.5 SP7、ActiveImage Protector Linux 4.5.2 以降で作成したイメージのみをサポートします。
- 差分のイメージ ファイルはサポートしていません。
- HyperBack で作成されたエージェントレス イメージはサポートしません。
- ActiveImage Protector や ImageCenter LE で vStandby AIP の処理対象となっているイメージ セットを結合する場合は、最後に変換処理を行ったイメージを含めないで実行していただくことを推奨します。
変換対象となる増分イメージが最後に変換を行った増分イメージと直接接続することができなくなった場合は、フル(ベース)イメージから変換対象となる増分イメージまで変換されます。
例:
- vStandby AIP の日単位スケジュールにより増分 10 の変換終了
- ActiveImage Protector が増分 20 まで作成
- ActiveImage Protector 、または ImageCenter LE で増分1から15までの結合を実行
- vStandby AIP の日単位スケジュールが作動
→ フル(ベース)、増分 15 から 20 が変換対象となる
- vStandby AIP で最後に変換を行ったイメージ ファイルが ActiveImage Protector や ImageCenter LE での結合により失われると、次回の変換実行時に対象のイメージ セットすべてがブートポイントに変換されます。
- メニューの「認証情報の変更」を使用して認証情報を変更した場合は、変更を適用するためにシステムを再起動してください。
- コンソールから古いバージョンのエージェントに接続して使用することはできません。
- 重複排除されたイメージファイルを変換する場合は、タスクの実行中にタスク 1 つにつき最大 600MB 程度のメモリが使用されます。
- uEFI システムのスタンバイ VM の初回起動時に「Boot Failed. EFI SCSI Device.」と表示される場合がありますが、システムの起動に影響はありません。
- 5.3.5 以前のバージョンからアップグレード、アンインストールを行った場合はシステムの再起動が必要になります。
- バージョン 5.3.0 でブートポイントの命名規則が変更されました。そのためバージョン 5.2.0 以前を使用している環境から 5.3.0 以降にアップグレードした場合は、アップグレード後の初回タスク実行のタイミングで既存のブートポイントがすべて削除されます。
- 無償の VMware vSphere Hypervisor 6.5 以降はサポートしていません。
- 無償の VMware vSphere Hypervisor (ESXi) では、スタンバイ VM とブートポイントは作成されません。VMDK ファイルの作成と更新のみを実行します。
- コールドイメージ(Linux-based or WinPE-based Boot Environment から作成されたイメージ)では、VMware vSphere をターゲットにした場合は VMDK ファイルの作成と更新のみを実行します。
- 指定したデータストア名にスペースが入っていると、ダッシュボード上で表示されるデーターストア名が undefined と表示されます。
- ターゲットが無償の VMware vSphere Hypervisor (ESXi) の場合は、VMDK を使用する前に(イメージリストのコンテキストメニューで)[ディスクの仮想化]を使用する必要があります。
- VMware vSphere の vCenter Server、または ESXi ハイパーバイザーのデータストアに変換する場合、ポート902を使用して接続をします。接続に失敗する場合は、ターゲット ホストのファイアウォール設定をご確認ください。
- 16 台以上のディスクをバックアップしたイメージは変換できません。
- vMotion による移行はサポートしていません。
- vStandbyAIP をインストールしたホストに Microsoft .NET Framework 4 以降がインストールされている必要があります。
- リモート コンピューターの Hyper-V へ変換する場合には以下に注意してください。
- 接続先のコンピューターで管理共有が有効になっている必要があります。
- 接続先のコンピューターでファイアウォールの[ファイルとプリンターの共有]が許可されている必要があります。
- ビルトイン Administrator、または Domain admins グループのアカウントが必要になります。Administrators グループの他のアカウントは使用できません。
- スタンバイ仮想マシン起動中にタスクを実行すると、タスクはエラー終了します。
- uEFI 環境のイメージから作成されたスタンバイ VM ではセキュアブートがデフォルトで有効に設定されています。
バックアップ元の環境でセキュアブートがサポートされていなかった場合は、スタンバイ VM 起動時にセキュアーブートの設定を手動で無効に変更してください。
- ターゲットがストレージサーバーの場合は、VMDK/VHDX を使用する前に(イメージリストのコンテキストメニューで)[ディスクの仮想化]を使用する必要があります。
- VHDX への変換は、Windows 8/Windows Server 2012 以降の OS でのみ可能です。
- Windows 2000 のバックアップ イメージから VMware vSphere にスタンバイ VM を作成する場合は、適切なネットワーク アダプタが設定されません。
- ダイナミック ディスクはサポートしていません。
- 1 回のタスクの実行で複数のブートポイントが作成される場合に、Windows の システムログに以下のエラーが記録されることがあります。
- ソース: Ntfs(ntfs)、イベント ID: 55
- ソース: Ntfs(Microsft-Windows-Ntfs)、イベントID: 98
- ソース: Kernel-General、イベント ID:5
- Red Hat Enteprise Linux/CentOS 6.x、CentOS 7.5 以前でファームウェアが EFI のイメージを使用した場合は、作成した VM から起動する前にブートエントリの作成を行う必要があります。
- イメージ作成時に「仮想ディスクへ変換可能なバックアップ イメージを作成する」オプションを有効にしてバックアップを行ってください。
バージョン 2018 Linux Edition の SP2 以前では、Red Hat Enterprise Linux/CentOS 5.x、7.x のバックアップ時にこのオプションを有効にしてください。
- バージョン 2018 Linux Edition の Update で作成したイメージ ファイル バージョン [209]の LVM システムのイメージはサポートしません。Red Hat Enterprise Linux/CentOS 6.x のベーシック パーティション構成のイメージのみサポートします。
- mdraid 上に構成されたシステムのイメージからの変換はサポートしません。
- 複数の VG を含むイメージはサポートしません。
- VMware vSphere への変換で LVM システムのイメージ変換は以下の構成の場合のみサポートします。
- VGが、"/boot"(/dev/sda1)を除いた /dev/sda の全領域を使用する単一の PV(/dev/sda2)から構成されている場合
- 上記システムの VG が、/dev/sdb 以降のディスクに存在するディスクの全領域を使用する PV により拡張されている場合
- Linux イメージを使用して作成したスタンバイ VM の ActiveImage Protector のスケジュールは無効になりません。
- Linux LVM システムのイメージは、無償の VMware vSphere Hypervisor (ESXi)、ストレージサーバーをターゲットにして変換できません。
- LVM システムのイメージ変換では元のディスク構成は維持されません。スタンバイ VM には"/boot"とVGの合計サイズの仮想ハードディスクがアタッチされます。VMware vSphere のデータストアがVMFS-3の場合は最大2TBまでのサポートとなりますのでご注意ください。
- IP アドレスの設定は DHCP のみサポートします。
- コンソールの画面サイズを変更した場合に、コンソール上に不要な空白が表示される場合があります。この場合はコンソールの再起動をお試しください。
- ディスクマップ上で未割り当ての領域やバックアップに含まれていなかった領域は空白で表示されます。
- タスク作成時には以下の点にご注意ください。
- 同時に実行できるタスクの最大数は 20 になります。
- 同一ホスト、同一データストアに対して複数タスクを同時に実行すると、処理時間が長くなります。
- 稼働中の仮想マシンが存在するデータストアに対してタスクを実行すると、データストアの使用状況に応じて処理時間が長くなったり、稼働中の仮想マシンのパフォーマンスに影響を与えたりする場合があります。
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