仮想ディスクへ復元後の X Window System 設定

 

2014年 1月 15日 改訂

 

バックアップ元の環境で X Window System を構成している RHEL(CentOS)5環境を、バックアップ オプション[仮想ディスクへ変換可能なバックアップ イメージを作成する]を使用して仮想環境に移行すると、設定ファイルの不整合により X Window System が正常に起動しないことがあります。その場合は、以下の手順に従って設定ファイル (xorg.conf) を所定のパスに上書きする必要があります。

必要な設定ファイルは、「仮想ディスクへ変換可能なバックアップ イメージを作成する」オプションを適用して作成したイメージ ファイル上の "/boot/AIP_xorgconf"  にコピーされています。

X Window System が正常に起動している場合、もしくは X Window System を構成していない環境ではこの操作は必要ありません。

※ この操作は RHEL(CentOS)6では必要ありません。

手順

  1. この設定が必要な場合は、以下のようなエラーが表示されます。<No> を選択してください。

 

  1. <No> を選択すると以下のような画面が表示されます。 <No> を選択してください。

 

  1. <No> を選択すると以下のような画面が表示されます。 <Ok> を選択してください。

 

  1. <Ok> を選択すると以下のようなログイン画面が表示されます。 root でログインしてください。

 

  1. ログイン後、ご使用の仮想環境に合わせて X Window System の起動に必要な設定ファイルをコピーしてください。

VMware に適合する xorg.conf 設定ファイル

以下のコマンドを実行してください。上書きの確認には [y] を入力して上書きしてください。コピーが完了したら再起動してください。

#cp /boot/AIP_xorgconf/vmware_xorg.conf.el5 /etc/X11/xorg.config

Hyper-V に適合する xorg.conf 設定ファイル

以下のコマンドを実行してください。Hyper-V は RHEL5 以降をサポートしています。上書きの確認には [y] を入力して上書きしてください。コピーが完了したら再起動してください。

#cp /boot/AIP_xorgconf/hyperv_xorg.conf.el5 /etc/X11/xorg.config

KVM に適合する xorg.conf 設定ファイル

以下のコマンドを実行してください。上書きの確認には [y] を入力して上書きしてください。コピーが完了したら再起動してください。

#cp /boot/AIP_xorgconf/kvm_cirrus_xorg.conf.el5 /etc/X11/xorg.config

上記の xorg.conf は、Video モデル “cirrus” の仮想グラフィック アダプタに対応します。

 

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