イメージ ファイル リストで同一世代内の連続した複数のイメージ ファイルを選択して、一つのイメージ ファイルに結合することができます。結合後のイメージ ファイルから増分イメージ ファイルを継続して作成することが可能です。
バックアップ元以外のホストから保存先のイメージ ファイル、またはレプリケーション先のイメージ ファイルを結合することも可能です。
※ ベース イメージ ファイルを含んでの結合はできません。
※ Red Hat Enterprise Linux 7.x、および CentOS 7.x の環境は非対応です。
結合を実行すると、保存先のバックアップ イメージ セットの状態は以下のように推移します。
1. 増分3までバックアップ イメージ ファイルを作成
保存先 |
ベース |
増分1 |
増分2 |
増分3 |
2. 増分1から3まで結合(増分3’に結合される)
保存先 |
ベース |
|
|
増分3’ |
3. 新規増分を作成(増分4が作成される)
保存先 |
ベース |
|
増分3’ |
増分4 |
上記のように、結合後のイメージ ファイルには結合範囲内の最新の増分番号が割り振られます。
イメージ ファイル セットが歯抜け状態となりますが、増分3’と4からの各種操作が可能です。
1. イメージ ファイル リストから、結合を行う同一世代内の連続性のある任意のファイルを全て指定します。ctrl + マウス クリックで複数のイメージ ファイルを選択できます。
例:増分1から増分10までを結合する場合は、イメージ ファイル リストで増分1から増分10までの全てのファイルを選択してください。
2. [操作]ペイン、または右クリック メニューより[結合...]をクリックします。
3. [イメージの結合]ダイアログが表示されます。
処理の概要の確認と、以下の設定が可能です。
項目 |
内容 |
オリジナル ファイルを保持する |
結合元になったオリジナル イメージ ファイルを、[Consolidate_original]というフォルダー内の作成日時フォルダーに保存します。 |
MD5 を計算する |
結合後のイメージ ファイルの MD5 を計算します。 |
タスクが実行される際の優先順位を指定できます。[高速]に近づけるほどタスクの処理速度は速くなりますが、コンピューターのリソースをより多く消費します。
タスク終了後に[システムのシャットダウン]、または[システムの再起動]を実行できます。
これらの処理は、タスク終了から約1分後に実行されます。
4. 設定を行い[完了]をクリックするとダッシュボードに画面が遷移し、[タスク]の実行状況を確認できます。実行後のタスク ログはダッシュボードの[タスク ログ]から確認することができます。